|
|
|
|
次のシナリオは単に未来の空想物語の様にも見えますが、実際、今日の私達の行動が未来の現実を創っていきます。100年前、今日のように大量の日用雑貨が合成木材や石油から生産されているという事を想像するのはさぞ空想物語の様だったように・・・。
10年後のとある朝......
目覚めると、あなたの住む家の壁、屋根、床、断熱材、塗装が全てヘンプからできているものだと想像して下さい。ヘンプ製のベッドとマットレス、カバーやシーツもやわらかなヘンプ繊維...そんな中での目覚めは最高でしょう。そして、ホルムアルデヒドのような化学物質の匂いなんてどこにもないのです。ベッドから降りて、足が沈みそうなくらいフカフカのヘンプカーペットの上を歩き、ヘンプカーテンを開くとき、きっと心地よくてすがすがしい朝が迎えられるはず。たまに早起きした朝、あなたは出勤前に海へ行き、ヘンプ製サーフボードで波乗りを楽しみます。
朝風呂には、ヘンプ製の石鹸、シャンプーとコンディショナーを使い、湯上りに足を踏み出したのはヘンプバスマット、もちろん体を包むのはヘンプタオルです。耳のお手入れにはヘンプ綿棒。そして、肌のお手入れにはヘンプローション、ヘンプオイルの保湿液とヘンプ・リップバーム。その時、ヘンプ・トイレットペーパーを買い足しすることを思い出し、と同時に、少し前までは、トイレットペーパーを製造する為に多くの樹木を伐採したりしていた事が頭をよぎりました。
さて、ヘンプ建材でできたクローゼットを開き、ヘンプ製のシャツ、ジャケット、そしてコットンより丈夫で暖かなヘンプ・ジーンズに着替え、足元はヘンプソックスにヘンプ・シューズ。ネクタイはヘンプレース製。ヘンプの財布を手に取り、その中にはヘンプ紙幣。
空腹を覚えたあなたは、ヘンプ床材を敷き詰めたキッチンへと足を運びます。ヘンプパンをトースターに入れ、コップにヘンプミルクを注ぎます。焼きあがったトーストはヘンプバターを塗って食べます。サラダには少々のヘンプシードナッツとヘンプオイルのドレッシング。食器洗いにはヘンプ洗剤とヘンプ製スポンジ。ヘンプふきんで水分を拭き取れば、あとはヘンプ繊維ボード製の食器棚にしまうだけ。
食後はヘンプ製のソファーに腰掛け、ヘンプコーヒーを飲みます。ヘンプ再生紙にヘンプインクで印刷された新聞を手に取り、「今やヘンプ産業は最大の農事産業となり、最大の雇用需要産業となった」という記事を読む。
ヘンプキャビネットの上にあるステレオのスイッチをつけると、ヘンプ製弦楽器を奏でる音楽が。スピーカーのコーンの部分にはもちろんヘンプ。そしてスピーカーのカバーもヘンプの黒い布です。
さて、あなたは通勤の為、家を出ます。車は強く軽い合成ヘンプ素材の内装。中綿素材も表地もヘンプでできたシートに座り、両足はゴムのようなフロアーマットの上、しかしそれもヘンプ樹脂でできています。仕事場であるヘンプ繊維加工工場までの運転中、横に見えるのはヘンプを栽培する地元農家の方々、つまりあなたの住む地方経済を支えている方々です。
そうこうしているうちに、あまりに快適すぎて仕事に遅刻してしまった!・・・・
上記に出てきたほとんどのものが実際に製品化されつつあります。また、そのなかのうちのいくつかの製品をハースでも取り揃えています。
|
|
|